No.56 密室
さて、今回のテーマは“密室”です。
そう、単行本「となりのあの子」に収録されてる漫画「密室愛好会」とネタ一緒。
カッコよく言えば、「マンガとの連動企画」、
正直に言えば、「ちょっとネタ切れ…」
ってなことで、今日も頑張ってページ埋めるぞー!
日常的な生活の中で、
女の人と密室に二人きりになってしまうケースって、
意外と多いですよね。
街はずれのキャッシュディスペンサーとか、
マンションとかビルのエレベーター、
会社の中の備品倉庫…。
なんてことのない空間なんですが、
なんかドキドキ…。
なんかそういう時って、
変に相手の事を意識しちゃってエッチなことばっかり頭に浮かんじゃうんですよね。
もう密室って、誰からも邪魔されないでエッチするには最適の場所ですもんね。
たとえ相手にその気がなくても、
「へっへっへっ、助けを呼んでも誰も来やしねえよ。おとなしくしな」
みたいな考えが頭をよぎったりして、
なんだか興奮しちゃうんですよね。
で、そんな雪見野のお気に入り、と言えば、
やっぱりなんといっても、
デパートのエレベーター。
しかも、エレガのお姉さんとの二人きりってやつですかねぇ。
まあ、デパートのエレベーターなんていうと、
常に何人かのお客さんが乗ってるもんですが、
たま~に、
自分とエレガのお姉さんの二人きりだけっていうシチュエーションがあったりするんですよね。
その瞬間から、なんか変な空気が流れるんですよ。エレベーター内に。
おそらくエレガのマニュアルには、
“男性客と二人きりになった場合の危険度”
みたいなものが書かれていると思うんですよ。
お尻を触ってくるお客とか、抱きついてくるお客とか、
自分のモノを露出してくる客とか、
そういうのを想定したマニュアルがあるんじゃないかと思うんですよ。
で、
「そんな事を今、このエレガは考えて警戒してるんだろうな」
なんてことを考えると、元々そんな気はなくても、
「そこまで警戒してるんなら、多少覚悟は出来てるんだろう。
なら自分も、お尻のひとつくらい撫でまわしてみるか」
みたいな気分になって来ちゃうんですよね。
もう二人きりになった瞬間から、
怪しげでいやらしい空気が漂うんですよ、密室ってやつには。
でもまあ実際には、
雪見野を含めて皆、そんな行動に移す勇気はないんで、
せいぜいエレガが背中を向けてるのをいいことに、
お尻とか脚を舐め回すように見てるのが精一杯なんですよね。
でもそんな男どもをエレガのお姉さんは、
階数ボタンの周辺に使われるステンレスとかの金属部分を鏡代わりにして、
しっかりこっちの事見てたりするんですよ。
だからもしかすると、
お尻を触ろうとしても、あれって実際は触れることすら出来ないかもしれませんよね。
そう、それはまるで、一分の隙もない武道家のごとく…。
さて、エレベーターといえば…、
雪見野の場合、めったに外へ出ないもんだから、
いまだにマンションの住人に顔を覚えてもらえず、
女性の住人とエレベーターで二人きりになるたび、
なんだか“よそ者”って感じの目で見られて凄く警戒されます…。
きっとそんな状況で、
完成したばかりの原稿がパラッ…なんて、
目の前に落として散らばって見られたりなんかしたら、
通報されちゃうんじゃないでしょうか…。
エロマンガ家も、結構ツライのね…。
「コットンコミック」2000年1月号より
■□■ 雪見野ユキオ ■□■
■ 街フェロ本編 目次 ■
● No.01~No.50
■ 有料画像一覧 ■
● No.01~07
● No.08~19
● No.20~29
● No.30~40
▽雪見野ユキオの電子書籍はこちらから▽
PC用
● DMM(デジタルメディアマート)
● 電子書店パピレス
ケータイ用
● ケータイ★まんが王国
● DMM.ADULT 電子書籍
ブログランキングに参加中☆
よろしければ1クリックいただけると嬉しいです。
↓↓↓
FC2 Blog Ranking
人気の早漏防止スプレーがパワーアップして戻ってきました!
- 関連記事
-
- No.58 マネキン人形
- No.56 密室
- No.55 車の乗り降り