街角フェロモン No.24 助手席ミニスカ

No.24 助手席ミニスカ

車の中って、
乗ってる人たちにとってみれば、
意外と閉鎖された自分たちだけの空間だったりするんで、
外から見た時、
結構だらしない格好でいる人って多いですよね。

特にミニスカートの女の子。

もうタイトミニなんかだと、
足の付け根あたりまでスカートがずりあがって、
太ももが丸見えなのにそのまま、っていう状況の子が。
信号待ちの車覗くと、たまにいますよね。

もう雪見野なんかそれが楽しみで、
車の通りが多くてそのくせ狭い道を、わざわざ車すれすれで歩いてますもん。

でも、そこまでずり上がってるのに、
なぜかパンツまで見えたりすることは、そうそうなかったりするんですよ。

歩行者にとって乗用車なんかは、
上から見下ろす形になるわけですから、
ミニスカートの女の子が乗っていれば、
そのおいしそうな太ももくらいはきちんと鑑賞できるんです。

でも、いざその奥のパンツとなると、
なかなか難しいものです。

あれはやっぱり、
座席にキチンと座られてる限り、
自分が正面に位置しなければ見えないですよ。

だからと言って、正面に立ったら轢かれちゃいますしねぇ…。

まぁ仮に死ぬ覚悟で正面に回っても、
ダッシュボードが邪魔で。これまたやっぱり見えなかったりする…。

じゃあせめて助手席ぐらいは、
二階建てバスみたいに前面だけでもガラス張りにして、
シートベルト着用と同時にミニスカートも義務付けるとか…。

でもですね、そんなこと言いつつも、
チャンスがないわけでもないんですよよね。

カップルでドライブしてる車、これが狙い目。

渋滞なんかで他の車がイライラしてても、
デート中のカップルの車は別。

中でイチャイチャふざけあってるうちに、
彼女が足をバタつかせたりして、
スカートの奥がチラッ、チラッなんて。

普段街中でいちゃつくカップル達には腹が立ちますが、
この時だけは思わず、

「彼氏、ガンバレ！」

って感じです。

信号待ちとか渋滞中の車は、とにかく要チェックですね。

他にも、踏み切りってのがなかなか良くて、
ウチの近くにある“開かずの踏み切り”は、
雪見野の密かな隠れポイントだったりする。

踏み切りの前で思いつめた顔で行ったり来たりする人間もイヤだけど、
やたら楽しそうにアブナイ笑み浮かべて、
踏み切りの前行ったり来たりする人間も怖いですよね。

気を付けよっと…。

「コットンコミック」１９９７年５月号より

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