街角フェロモン No.41 水たまり

No.41 水たまり

雨が上がったあとって、道に水たまりが出来るじゃないですか。

で、その水たまりの横を通る時、
たまたまそばにミニスカートの女の子が通りかかったりすると、

ひょっとしたら水たまりが鏡の役目をして、
パンツ見えるんじゃないかな…

って、考えた事ありませんか？

でもあれって、
なぜか見えないんですよね。

青空はくっきり映し出してるのに、
スカートの中はなんだか暗くて、
腹立つくらい見えないんですよ。

これは要するに、光の問題だと思うんですが、
太陽光が上から注いでる限り、
スカートの中へ光が届かないのは当然…。

だったら手鏡とかを使って光を反射させ、
スカートの中に光を送ればいいわけなんですよ。

そうすれば明るく照らされたパンツが、
水たまりにくっきり映りこむと。

だったら最初から鏡で直接パンツ見ろって。

って事で、
もうチョー超ミニスカートの女の子でも、
水たまりに映るスカートの中は真っ暗で何も見えないってのが結論ですね。

って仮に見えたとしても、
その位置をキープするのもこれまた大変なんでしょうけどね。

たとえば水たまりが、本当の鏡だとしても、
位置的に自分とミニスカートの子が、
水たまりのふちギリギリに立たないと、
スカートの中は自分の目には映らないわけですよね。

階段を昇るミニスカ娘のパンツが、
あとギリギリで見えないのと一緒で、
微妙な角度が要求されたりするんですよ。

信号待ちとかで、よくボーッと立ってると、
水たまりがあって、その横にミニスカの女の子が立ってたりする事があるんですけど、
そんな時、色々と自分の立ち位置変えて、
なんとかスカートの中映らないかな、って挑戦はしてみるんですけど、
難しいんですよマジで。

よっぽど目の前で女の子が水たまりに、

「えいっ♪」

みたいなカンジで飛び越えてくれると、
なんか見えそうでいいんですけどね。

でもその時、
はずみでスカートもめくれて、生パンチラやってくれたら、
水たまり越しのパンチラ取るか、生パンチラ取るか、
一瞬真剣に悩んじゃったりしますよ雪見野は。

まあ別に、
水たまりにスカートの中映ったからってどうってことはないんですけどね、
ただなんか得した気になるじゃないですか、そういうのって。

たまにアイドルが歌番組で、
ミニスカートのうえ、テカテカに反射した床材のステージで歌わされてるのがありますよね。

思わず画面に食らいついて、

「おおっ、カメラさん、もっと上から映して！クレーン使って！ほら～！」

なんて、熱くなってしまいますね、あれには。

とは言っても、
最近はそういうアイドルが出る歌番組も少なくなっちゃいましたので、、
やっぱり水たまりかな…。

見えなくても、

「なんか見えそ」

って期待感がいいんですよね。

だからといって雪見野は、
家の前にわざわざ水をまいて、水たまり作ろー、とか、
そのそばにライトを上向きに設置しようとか、
そういう事は一切考えてないですよ。

いや、ホントに…。

「コットンコミック」１９９８年１０月号より

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